2012年1月2日月曜日

H23/10/20 H22-1

1.凱風南よりして彼の[キョクシン]を吹く。
[
棘心] 「凱風」は、やわらかな南風で母の慈愛を表し、「棘心」は、とげのあるいばらの木の芽生えで、手のかかる子を表す。

母の愛情で子はすくすくと育つが、そのため母親はいろいろ苦労するというたとえ。
2
.焼け野の[キギス]夜の鶴。
[
雉子、雉]  雉(きじ)は巣のある野原を焼かれると、危険をかえりみず子を救おうとし、鶴は寒い夜、自分の羽で子を覆ってあたためる。親が子を思う深い愛情のたとえ。
3
普天の下、[ソット]の浜(ひん)
[
率土](ソツドとも)地の続く限り。国のはて。 

天があまねくおおう所と、地の続く果て。
4
.千金の裘は一狐の[エキ]に非ず。
[
腋、掖] 高価な皮衣は一匹のキツネのわき毛だけでは作れない。国を治めるには、多くの人材の力によらなければ成し遂げられないというたとえ。
5
[ソウリン]
実ちて礼節を知る。
[
倉廩]=米穀をたくわえるところ。

経済的に生活が安定して、はじめて礼儀や節度の重んずべきを知る。衣食足りて礼節を知る。

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