8.甘瓜【クテイ】を抱く。
【苦蔕】甘い瓜でもへたは苦い。完全無欠なものはない。
9.【ホンシャ】の上に仲尼無く、覆舟の下に伯夷無し。
【奔車】危難が身にふりかかるおそれのある国からは、聖人も賢人もいなくなること。
10.発すること鏃矢の如く、動くこと【ライテイ】の如し。
【雷霆】意味不明のことばです。鏃矢(ぞくし)は、するどい矢。雷霆(らいてい)は、雷の響き。
突入するときはするどい矢のように、動くときはすさまじい雷のように、とでも訳そう。
2011年9月18日日曜日
H23/5/18 H22-3
5.大匠は拙工の為に【ジョウボク】を改廃せず。
【縄墨】教育する場合、学ぶ者の能力を基準にして程度を下げることはしない。6.【クンユウ】は器を同じくせず。
【薫蕕】善人と悪人、君子と小人とは同じ場所にいることができない。
⇒薫は香草、蕕は臭草の意。7.【シボク】の信。
【徙木】〈故事〉政治をする者は人民に対してうそをつかないことを明らかにすること。▽秦(シン)の商鞅(ショウオウ)が、法令を改めるとき、民衆の法令に対する信頼をうるため、市の南門にたてた木を北門にうつした者には懸賞金を与えると告げて、実際にうつした者に約束どおり賞金を与えたという故事。「移木之信(イボクノシン)」とも。〔史記〕
H23/5/17 H22-3
1.【コウリョウ】一炊の夢。
【黄粱】粟飯を炊き上げるほどの短い間の夢。富貴・功名の極めてはかないことのたとえ。黄粱の夢。2.千丈の堤も【ロウギ】の穴を以って潰ゆ。
【螻蟻】千丈もある堅固な堤も、小さなアリやケラの穴がもとでくずれる。小さな誤りやわずかな油断がもとで、大事をひきおこしたり失敗したりすることのたとえ。千丈の堤も蟻の一穴。蟻の穴から堤も崩れる。3.切羽【ハバキ】する。
【鎺】(「はばき」は鍔元を固める金具。刀に手をかけて談判することから) ぬきさしならない談判。4.【カイドウ】睡り未だ足らず。
【海棠】(唐の玄宗皇帝が楊貴妃を評した語) まだ酔いのさめきらない美人のなまめかしさをたとえたもの。 ⇒海棠の成句はほかに、
【海棠の雨に濡れたる風情(ふぜい)】美人のうちしおれた姿がなまめかしいことの形容。
などがある。(広辞苑)
H23/9/17 H22-2
1.[チクハク]に著す。
[竹帛]=(中国で、紙の発明前に竹簡または絹に書を記したからいう) 書籍。
2.[ランジャ]の室に入る者はおのずから香ばし。
[蘭麝]=蘭の花と麝香との香り。
3.五寸の鍵[カイコウ]を制す。
[開闔]=開くことと、とじること。⇒出典は「淮南子」で、「五寸の鍵、開闔の門を制す」とあり、大きな門は小さな鍵でしか開け閉めできないように、規模の大小だけで物事を判断するべきではない、との意味。
4.[テイワ]の内、蛟竜を生ぜず。[竹帛]=(中国で、紙の発明前に竹簡または絹に書を記したからいう) 書籍。
2.[ランジャ]の室に入る者はおのずから香ばし。
[蘭麝]=蘭の花と麝香との香り。
3.五寸の鍵[カイコウ]を制す。
[開闔]=開くことと、とじること。⇒出典は「淮南子」で、「五寸の鍵、開闔の門を制す」とあり、大きな門は小さな鍵でしか開け閉めできないように、規模の大小だけで物事を判断するべきではない、との意味。
[蹄窪] ⇒牛馬の蹄跡の窪んだ所には蛟竜は生じない。小さい土地には、大人物が出ないこと。
5.民を貴しと為し、[シャショク]之に次ぐ。
[社稷]=国家。朝廷。
2011年9月2日金曜日
H23/8/29 H22-2
1.鳩に三枝の礼あり、烏に[ハンポ]の孝あり。
[反哺]=(「哺」は口中にある食物) 食物を口移しに食べさせる。子が成長の後、親に養育の恩を返すこと。
2.法螺と[ラッパ]は大きく吹け。
[喇叭]
3.[イツボウ]の争い。
[鷸蚌]=(鷸(しぎ)と蚌(はまぐり)とが争いに夢中になっている間に、両方とも漁師にとられたという故事から) 二人が利を争っている間に、第三者にやすやすと横どりされて、共倒れになるのを戒めた語。
4.[ソクイン]の心は仁の端なり。
[惻隠]=いたわしく思うこと。あわれみ。
5.[ルイセツ]の辱め。
[縲絏・縲紲]=(「縲」は黒縄、「絏」「紲」はつなぐ意) 縄目にかかること。縛られて獄に入ること。
[反哺]=(「哺」は口中にある食物) 食物を口移しに食べさせる。子が成長の後、親に養育の恩を返すこと。
2.法螺と[ラッパ]は大きく吹け。
[喇叭]
3.[イツボウ]の争い。
[鷸蚌]=(鷸(しぎ)と蚌(はまぐり)とが争いに夢中になっている間に、両方とも漁師にとられたという故事から) 二人が利を争っている間に、第三者にやすやすと横どりされて、共倒れになるのを戒めた語。
4.[ソクイン]の心は仁の端なり。
[惻隠]=いたわしく思うこと。あわれみ。
5.[ルイセツ]の辱め。
[縲絏・縲紲]=(「縲」は黒縄、「絏」「紲」はつなぐ意) 縄目にかかること。縛られて獄に入ること。
H23/8/15 H23-1
1.[キュウカツ]を易(か)う。
[裘葛]=冬に着る皮ごろもと夏に着る葛布(くずぬの)のかたびら。転じて、1年間のこと。
[裘葛]=冬に着る皮ごろもと夏に着る葛布(くずぬの)のかたびら。転じて、1年間のこと。
「裘葛を易う」=1年の月日が経過する。
2.二卵を以て[カンジョウ]の将を棄つ。
[干城]=(干(たて)と城との意) 国家を守る武士・軍人。
(人民から2個の卵を取りたてたことを理由にして有能な武将を見捨てるの意から)わずかな過失を取りあげて、すぐれた人物を用いないことのたとえ。2.二卵を以て[カンジョウ]の将を棄つ。
[干城]=(干(たて)と城との意) 国家を守る武士・軍人。
3.[ウダツ]が上がらぬ。
[梲、卯建]
4.明日は[エンブ]の塵ともならばなれ。
[閻浮] 「閻浮の塵」=この世における汚れた物事。また、価値のないもの。
5.騏驥の[キョクチョク]は駑馬(どば)の安歩に如かず。
[跼躅] [史記](「跼躅」は行きなやむこと、「安歩」はゆっくりとした歩み)すぐれた馬もぐずぐずしていれば、のろい馬がたゆまず歩みつづけるのに及ばない。不断の努力の積み重ねが大切であることのたとえ。
H23/8/1 H23-1
1.[ロクロ]首が雪花菜を食う。
[轆轤]=詰まる意のたとえにいう。「雪花菜」の読みは「きらず」(=おから)。「おから」が「空(から)」に通じるのを嫌って「切らず」と言い換えた語という。
2.[ヒニク]の嘆。
[脾肉]=[三国志](蜀の劉備が、馬に乗って戦場に赴くことのない日がつづき、ももの肉が肥え太ったのをなげいた故事から) 功名を立てたり力量を発揮したりする機会にめぐまれない無念さをいう。
3.兄弟牆に[セメ]げども外其の務(あなど)りを禦ぐ。
[鬩]=[詩経]ふだん家の中でけんかばかりしている兄弟でも、外部から侮辱を受けると力を合わせてこれを防ぐということ。
4.当て[コテ]なしに左官はできぬ。
[鏝]
5.[トソウ]の人、何ぞ算うるに足らんや。
[斗筲]=[論語]度量の狭いこと。
[轆轤]=詰まる意のたとえにいう。「雪花菜」の読みは「きらず」(=おから)。「おから」が「空(から)」に通じるのを嫌って「切らず」と言い換えた語という。
2.[ヒニク]の嘆。
[脾肉]=[三国志](蜀の劉備が、馬に乗って戦場に赴くことのない日がつづき、ももの肉が肥え太ったのをなげいた故事から) 功名を立てたり力量を発揮したりする機会にめぐまれない無念さをいう。
3.兄弟牆に[セメ]げども外其の務(あなど)りを禦ぐ。
[鬩]=[詩経]ふだん家の中でけんかばかりしている兄弟でも、外部から侮辱を受けると力を合わせてこれを防ぐということ。
4.当て[コテ]なしに左官はできぬ。
[鏝]
5.[トソウ]の人、何ぞ算うるに足らんや。
[斗筲]=[論語]度量の狭いこと。
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